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GA4を開くと、chatgpt.comからの流入が急減しています。AIが会社を推薦しなくなったのか、GEOの効果が落ちたのかと思うかもしれません。予算を変える前に、訪問そのものが減ったのか、流入元への帰属だけが変わったのかを確認しましょう。
2026年10月中旬、ChatGPTの一部のリンクが訪問の流入元を識別する情報を送らないという公開報告が出ました。計測を確認する理由にはなりますが、すべての減少が同じ原因だと証明するものではありません。
2026年10月に何が観察された?
OpenAIは2026年10月7日にIntelligent UIを搭載したGPT-6を発表しました。この発表はインタラクティブな回答の導入を確認するものです。訪問の流入元情報を意図的に削除したことまで示すものではありません。本記事の出典確認日は2026年10月15日です。出典:OpenAIの発表。
ChatGPTからの訪問がDirectになる仕組み
アトリビューションとは、訪問や行動を流入元に帰属させることです。サイトはutm_source=chatgpt.comなどのURLパラメータ、または参照元ページを示すリファラーからChatGPTを識別できます。
UTMパラメータがないだけでDirectになるとは限りません。ブラウザが有効なリファラーを送れば、流入元を識別できる場合があります。キャンペーンタグ、リファラー、その他の利用可能な信号がすべてない場合に問題が生じます。
MDNによると、リンクを開く際のnoreferrerオプションはRefererヘッダーを送信しません。noopenerは新しいタブから元のウィンドウへのアクセスを制限するもので、単独でリファラーを削除するものではありません。出典:Window.openの文書。
| 到着時に利用できる信号 | 判断できること |
|---|---|
| ChatGPTを示すUTM | URLに流入元のタグがある。メディアとチャネルのルールも確認する。 |
| UTMなし、有効なリファラーあり | パラメータがなくても流入元を識別できる場合がある。 |
| UTMもリファラーもなし | Directになる場合がある。信号の欠如だけでは元の流入元は分からない。 |
| 流入元は識別済み、チャネルが異なる | 分類を確認する。流入元の識別とチャネル名は別の問題。 |
この表は仕組みの説明であり、テスト結果ではありません。最終的な記録はレポートの設定と帰属履歴にも左右されます。
Googleは(direct) / (none)を、流入元が明確に識別されていないトラフィックと説明しています。文書、タグのないリンク、リダイレクトからの訪問も含まれ得ます。DirectはAIからの訪問数を示す指標ではありません。出典:GA4のDirectの説明。
GA4で減少を確認する手順
1. 何が減ったかを特定する
トラフィック獲得レポートと「セッションの参照元 / メディア」から始めます。chatgpt.comと旧ドメインchat.openai.comを含む組み合わせを確認します。Referralだけに絞ると、識別済みの訪問をすべて含められない場合があります。出典:GA4のトラフィック獲得レポート。
セッションはセッション同士で比較します。ユーザーの最初の参照元とセッションの参照元を混ぜないでください。減少した日と、計測、同意バナー、リダイレクト、レポートルールの変更を記録します。公開分析の日付は調査の手掛かりで、確実な診断の条件ではありません。
2. 同じランディングページを比較する
減少前にChatGPTからの訪問を識別できていたURLを選びます。探索でランディングページとセッションの参照元 / メディアを組み合わせ、同じURL群についてChatGPT、Direct、全セッションを比較します。
期間の長さと曜日の構成をそろえ、国、端末、ページ種別を分けます。ホームページのDirect増加だけでは、以前引用されたガイドでタグが失われたかどうかは分かりません。
3. 実際のリンクから訪問を試す
ChatGPTの回答内で自社サイトのリンクを直接クリックします。日付、端末、利用環境、リンクの種類を記録します。計測担当者に、到着URL、リダイレクト、最初のリクエストと計測イベントのリファラーを確認してもらいます。
通常のリンクと追加パネル内のリンクがある場合は別々に試します。URLをアドレスバーに貼るだけではChatGPTでのクリックを再現できません。一度のテストが確認するのは試した条件のみです。テスト訪問には印を付け、マーケティング成果に含めないようにします。
4. 他の原因も確認する
UTMのないメールマガジン、オフライン施策、同意設定の変更、リダイレクトの不具合でもDirectは増えます。計測タグと購入の計測も確認します。全セッションと注文が減っている場合、流入元情報の欠如だけでは変化全体を説明できません。
サンプルデータ:流入元の数値は減少、訪問数はほぼ同じ
同じ商品ガイド群を、比較可能な2週間で調べる例です。サンプルデータは方法の説明用で、いずれのブランドの実績も示しません。
| 同じページのセッション | 変更前 | 変更後 | 差 |
|---|---|---|---|
| 識別されたChatGPT | 420 | 150 | -270 |
| Direct | 780 | 1,020 | +240 |
| その他の流入元 | 2,800 | 2,800 | 0 |
| 全セッション | 4,000 | 3,970 | -30 |
識別されたChatGPT流入は270 ÷ 420 × 100 = 64.3%減りました。全セッションの減少は30 ÷ 4,000 × 100 = 0.75%です。Directの240セッション増加は、ChatGPTとして識別された流入の減少に近い値です。流入元情報の欠如を調べる理由になります。
ただし、240セッションをChatGPTに追加して計測を復元したとは言えません。表は個々の訪問を結び付けていません。Directが別の理由で増え、実際のChatGPT流入の一部が減った可能性もあります。
流入元が不明確なときの報告方法
識別済みのChatGPTセッション、対象ページのDirect変化、全セッション、事業上の行動を分けて報告します。計測の連続性が途切れた可能性とテスト結果を記します。推計する場合は前提を示し、実測値と分けます。
ChatGPTとDirectの合計は、対象ページの補助的な比較値にはなります。AI流入と呼ばないでください。どの訪問が実際の紹介だったかは判断できません。
逆のケースにも注意します。タグが復活すると、全訪問数が増えなくてもChatGPTに帰属する訪問は増え得ます。識別精度の改善を新規流入の増加と報告しないよう、計測の変更を記録します。
AIでの可視性と訪問は別の問いに答える
回答内のブランドの登場、ページの引用、訪問、購入は別々の出来事です。回答のモニタリングは、特定の顧客ニーズに対してAIが会社を候補にするかを確認します。サイト分析は訪問と行動を記録します。どちらも単独では購入経路全体を再現できません。
SemlyはAI回答内のブランドのモニタリングと引用元の分析を提供します。サイト分析と併せて確認できます。ただし、ブラウザが送らなかった情報を復元するものでも、顧客の非公開の会話にアクセスするものでもありません。Semlyの公開機能説明。
言及、推薦、引用の区別について:AIにおけるブランドの可視性の測定方法。
今日から始めること
以前ChatGPT流入を受けていたページをいくつか選びます。識別済み訪問の減少時にDirectが増えたかを調べ、実際のクリックを試します。結果をもとに、タグの欠如をさらに調べるか、訪問そのものの減少を調べるかを判断します。
GEO施策を変える際はブランドの登場、コンテンツの質、事業成果も考慮します。chatgpt.comに帰属する流入のグラフだけでは、取り組み全体を評価できません。
出典と対象範囲
本記事は公開された観察と文書に基づきます。10月の観察をOpenAIの恒久的な方針の確認とは扱いません。診断手順とサンプルデータは編集上の説明です。出典は2026年10月15日に確認しました。
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